悪魔の妹と天使の彼女
ミエルも倒れた。
「一体、この二人に何があったんだ?」
とりあえず、応接間に行って二人を横にした。
それから、ずっと二人を見ていた。
数時間すると先にサリリが気がついた。
「お兄さん?」
「へ!?」
俺は『お兄さん』と言う言葉にビックリした。
「ごめんなさい!?和也さん・・・」
「良いけど、サリリにお兄ちゃんがいたの?」
少し暗くなった。
「はい。昔に・・・」
「何か悪い事聞いちゃったかな?」
「いえいえ、気にしないで下さい。それより私とミエルちゃんはいつの間にか寝ちゃったみたいですね・・・」
「え!?」
俺はさっきの事を聞いてみた。
「さっきまで何してたか覚えてないの?」
「はい。もしかしてご迷惑をお掛けしました?」
とかなり申し訳なさそうにしていた。
「いや、覚えてないなら良いんだ。」
そんな事をしていると、ミエルが起きた。
「お兄ちゃん・・・」
「大丈夫か?」
「うん、何ともないけど・・・」
「それなら良かった。」
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