ケイカ -桂花-
なんだか盛り沢山なデートだった。
映画見て、ご飯食べて、水族館行って、お茶して、観覧車乗って・・・。
任せて、と言っただけあって、スマートに宮崎がリードして、そしてさりげなく手を繋いだ。
映画は私の見たかった恋愛物ではなくアクション物だったけど、始まるとすぐに熱中し、見終わった頃にはスッキリとした気分になった。
ご飯もおいしかったし、水族館のイルカはかわいいし、観覧車から見える景色も最高だった。
楽しかった分、帰り道は切ない。
もっと一緒にいたいのに、この手を離したくないのに、空はどんどん暗くなってくし、足は私の家の方へと向かっている。
「俺の行きたいとこばっかだったけど、良かった?」
「うん。楽しかったよ」
今日はこれで終わり、みたいな会話がさらに切なくさせる。
次の約束をしておかないともっと切なくなるから、今度また・・、そう言おうとした。
が、一瞬宮崎の方が早かった。
「予定には無かったけど、公園寄らない?」
映画見て、ご飯食べて、水族館行って、お茶して、観覧車乗って・・・。
任せて、と言っただけあって、スマートに宮崎がリードして、そしてさりげなく手を繋いだ。
映画は私の見たかった恋愛物ではなくアクション物だったけど、始まるとすぐに熱中し、見終わった頃にはスッキリとした気分になった。
ご飯もおいしかったし、水族館のイルカはかわいいし、観覧車から見える景色も最高だった。
楽しかった分、帰り道は切ない。
もっと一緒にいたいのに、この手を離したくないのに、空はどんどん暗くなってくし、足は私の家の方へと向かっている。
「俺の行きたいとこばっかだったけど、良かった?」
「うん。楽しかったよ」
今日はこれで終わり、みたいな会話がさらに切なくさせる。
次の約束をしておかないともっと切なくなるから、今度また・・、そう言おうとした。
が、一瞬宮崎の方が早かった。
「予定には無かったけど、公園寄らない?」