ケイカ -桂花-
走り出したはいいが、すぐに足が止まった。
場所が分からない・・・。
あの時は、ケイに手を引っ張られて着いて行くのに精一杯だったから、周りなんてほとんど目に入ってなかった。
そんなに遠くはないはずだ。
そうだっ、ピンクと紫の看板が・・・あっちもこっちもそんなのばっかりだ。
えーと、もっと細い路地で、怪しげな感じだったな。
適当に細い道の方へ曲がってみる。
それっぽけど、なんかちがうなー。
じゃあ、こっちはっ?
・・・行き止まりだぁぁ。
はぁ、ため息をついて、踵を返すと、目の前に大きな壁が立ちはだかった。
場所が分からない・・・。
あの時は、ケイに手を引っ張られて着いて行くのに精一杯だったから、周りなんてほとんど目に入ってなかった。
そんなに遠くはないはずだ。
そうだっ、ピンクと紫の看板が・・・あっちもこっちもそんなのばっかりだ。
えーと、もっと細い路地で、怪しげな感じだったな。
適当に細い道の方へ曲がってみる。
それっぽけど、なんかちがうなー。
じゃあ、こっちはっ?
・・・行き止まりだぁぁ。
はぁ、ため息をついて、踵を返すと、目の前に大きな壁が立ちはだかった。