ケイカ -桂花-
「あの紙・・・、も?」

「うん。するどいな、桂」

「大きさが・・・」

「結構大変だったんだぜ?チョコの上に紙置いて切るの。途中でチョコ溶けてくるし」

「ふーん・・・」

「賭けてた。気付くかどうか。もし気付いたら・・・」

「気付いたら?」

宮崎は急に立ち上がったと思ったら、あっという間に私の正面、数十センチの所にいた。

私と同じか少し低いくらいだと思っていた宮崎の身長は、近くで並んだら私より10センチ近くも高かった。



「オレとつきあって・・・ください」

< 75 / 219 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop