【完】ひまわりと太陽。
「あっ!秀君だァ!朝早いねぇ!」
秀君の元へ行きなにやら楽しそうに話している
私は秀君の横を通り水を捨てにいこうとした
すると腕をつかまれた
「どうしたの…泣いた?ってかそのバケツ…」
不思議そうな目で私をみる
「え…と…」
ちらっと麗美ちゃんを見ると凄く睨んでいる
「な、なんでもないの!」
私は目を伏せて教室から出た
バケツの水を手洗い場に流す
ゴポゴポッと排水溝に水が流れる
バケツを持ち教室へ戻ると秀君がイスに座っていた
麗美ちゃんの姿はそこにはない
私は胸を撫で下ろしバケツを掃除用具要れにしまった
「アオちゃん」
席につこうとすると秀君が声をあげた