【完】ひまわりと太陽。
…太陽君?
なんで…
私は無意識に太陽君の名前を出していた
「“助けて太陽君!”だってかわいー」
「結局太陽君好きなんじゃん!」
そういって麗美ちゃんに頬を叩かれた
「…っ!ちが…好き…じゃな」
言葉がとぎれとぎれに出る
「違わないよ。あーもーウッザッ!」
頭を掻き毟り麗美ちゃんは私の髪をわしづかみにした
私と麗美ちゃんの顔の距離は5センチ
「教えてあげる。あんたは太陽君の事が好きなの」
好き…
私が太陽君を…
私は胸を振るわせた
その時だった
「やめろ!!」
そう後ろから声が聞こえた