【完】ひまわりと太陽。
「ゴメン…なっさい…私は…っ」
太陽君が好きっ…
好きなんだ
溢れ出す涙を私は秀君のブレザーで拭いた
胸にあふれ出す想い
頭に浮かぶ太陽君の笑顔
いつも一生懸命で、優しくて、
そんな太陽君が好き
秀君も大好きだけど…
でも…
その好きじゃない。
「うん。何となく…分かってた。」
「ゴメンなさい…」
「イヤ…いいんだ。泣かないで…」
「うっん…」
「…ゴメン。でも、しばらく好きでいさせて…」
私は無言で頷いた