【完】ひまわりと太陽。
*美沙
アオがいないって言うから探し回っていた
ホントに人を困らせる天才ッ!
あたしは小さく舌打ちをした
そして部活で鍛えられている足で校内を駆け巡った
ふと玄関のところで聞き覚えのある声が聞こえる
…秀とアオ?
出にくくて思わず隠れた
声だけを聞く
あたしは息が聞こえないように口を押さえた
「俺はアオちゃんが好きなんだ」
確かに秀がそういった
実際聞くとツラい…
やっぱりアオのこと…
あたしの目から雫が零れ落ちた
涙が床に零れ落ちる
「美沙…?」
そうあたしを呼ぶ声が聞こえた