【完】ひまわりと太陽。
「俺実は10歳まで孤児院にいたんだ・・・」
「え!?そうなの!?」
「あぁ・・・物心ついた頃にはもういたから父ちゃんも母ちゃんも知らないんだ・・・」
太陽君はどっちも・・・
「皆いたから寂しくはなかったんだけど。ホントに大家族みたいな感じでさ」
えくぼを作りながら笑い太陽君は席についた
ホントに楽しかったんだろうなぁ・・・
「10歳の時に引き取られたんだ・・・2人とも優しくて、ホントの父ちゃんと母ちゃんみたいだった」
「太陽君・・・」
「それからしばらくして甘奈達が生まれたんだ」
思い出すように笑う太陽君
私はその笑顔を見てなんだか嬉しくなった
「血は繋がってないけど凄く嬉しかった。俺兄ちゃんになるんだーと思って」
「皆可愛いもんね!」
「あぁ、すっごく可愛い!!」