【完】ひまわりと太陽。

「葵に話せてよかった」



太陽君はそういって涙を拭いた



そういってもらえて凄く嬉しい



あっ



そういえば・・・



「前からコソコソなにやってるの?」



そう聞くと太陽君は大きく体を揺らした



「・・・ヒミツ?」



「えーー!」



いつまでヒミツにしておくんだろう・・・



「もうちょっと待って!」



太陽君が必死すぎるから私は思わず頷いた



「太陽君は会いたいと思わないの?」



私はあんまり会いたくないけど・・・



いい思い出がないからだけど。



「俺の親はあの2人だと思ってるから。でもいるなら見たいかな・・・」



そうだよね・・・



顔も名前も知らないんだもん・・・



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