【完】ひまわりと太陽。
「すいません、一緒に暮らすことは出来ません」
俺ははっきりそういった
「それはなぜだ?」
「今の家が凄く大切なんです。5年間俺を我が子のように育ててくれてとても感謝してるんです」
何よりも可愛いキョーダイが待ってるし
俺がいなくなったら甘奈が大泣きする
「・・・すいません」
俺は立ち上がり頭を下げた
「いや、いいんだ・・・いい家に引き取られたんだな」
「はい・・・凄く優しくて暖かい家庭です」
「何かあったら連絡して。力になるわ」
そういって俺の前に1つの名刺を出した
「ありがとうございます」
「いいのよ。私達にはこれくらいしか出来ないもの・・・」