【完】ひまわりと太陽。
「ちょっとアオ!!」
美沙ちゃんは私の頭にチョップした
「痛いよ美沙ちゃん…」
「あのカッコいい男だれ!?」
美沙ちゃんの好みだったらしい。
目にはハートマークが浮かんでいる
「太陽君。妹のひまわりちゃんが迷子になってて…」
美沙ちゃんはこくこく頷いている
「でもなんで“ひま”?」
秀君は頭をかしげている
「私の名前を読み間違えて…それで“ひま”に」
「あぁ。“ひまわり”って書くもんね」
秀君は「おもしろい人だね」って言った
「髪もキレイだったね!っていうか男の子なのに大丈夫?」
美沙ちゃんは私の頭を撫でた
「うん。なんか平気みたい」
私は笑顔で話した
何かいやな感じがしないんだ