【完】ひまわりと太陽。
「太陽君…」
「サッカー部のヤツら、ひまの思ってるような人じゃないよ」
そういって太陽君は私の頭を撫でた
確かに1度も話したこともない人を悪い人だと決め付けてるのはダメだって分かってる
でも体が動かなくなる
怖くてうまく息が出来なくなる
涙が出そうになる
あの日の記憶が私を邪魔をする
「ひまやろうよ。何かあったら俺が守るし!」
声をあげて笑う太陽君
「あ、それと特典がつきます」
「特典?」
「うん。特典」
「特典って何?」
「俺と仲良くなれる特典」
照れくさそうに微笑む太陽君
「素敵な特典だね。じゃあやろうかな」
「うん。秀も喜ぶよ」
私と太陽君は指きりをした