元気な私は、弱気な私。
おい…こえーよ…
冗談抜きでマジ半端ねー…
「橘…お前、何考えてた?言ってみろ」
低い声で私に向かって言う先生は、キレてる。
空気が…空気が重くなって身体中の血管がドクドクする。
ねぇ、先生…ココは明るくなって空気を和らげてよ。
頼むから…
「っ…」
涙が出そうになる。
でもそこはぐっと我慢して天井の方を向いた。
涙が出そうになるのを抑えると、先生の方を真っ直ぐ向いて、勢いよく立ち上がった。
「先生!!スイマセン…
少々今日の夜ご飯のことと、昨日から3日前までの夜ご飯のことを考えてました!!」
この針積めた空気の中、それに相応しい言葉と程遠いことを言った私はアホである。