生徒会長VS幼なじみ

勘違い

放課後、東條と一緒に生徒会室に向かった


ファン達は私が東條といると近付いてこない


東條もそれは気付いている


「朝、ありがとね。おかげで遅刻しなくて間に合った」


「ああ…今日だけだからな」


「わかってるって」


東條が生徒会室のドアを開けた


先に通されて後ろから東條が入る


でも…誰かいるハズがない


生徒会室に来るように言った話は東條を助ける私の作り話


それは東條もわかっていて、お互いそれを承知していながら適当なところに座る


「宿題でもしろよ」


「うん…わかってる」


私は机の上に宿題を出した





< 10 / 527 >

この作品をシェア

pagetop