生徒会長VS幼なじみ

｢鈍過ぎ…｣


和真は小さく呟いた


私だってバカじゃない


普通に恋愛感情だって持ってるし、好きな人と付き合ったりして、メールやデートとかしたいに決まってるじゃん


本当は何となく和真の気持ちに気付いてる…


でも、それに気付いてしまうと、私の佑樹への気持ちが壊れてしまいそうで、私はあえて気付かないフリをしていた


だっていつも近くにいて、こんなに人気者の和真から好かれていたら、流されちゃうに決まってる


おまけに彼女のフリなんて頼まれてるんだから…


私がしっかりしなきゃ！