生徒会長VS幼なじみ
箱の一番下には小さな絵本


これはうちにあった私のお気に入りの絵本で、中にあの、思い出の四葉が挟まれている


佑樹と別れたあの日、帰ってすぐにお母さんが、綺麗な花柄の紙で四葉を挟んで、分厚い本で押し葉にしてくれたんだ


佑樹と交換した四葉


こんな宝物、絶対に捨てたりしないよ


私はカーテンの隙間から入る月の光に四葉をかざして、しばらく見入っていた


佑樹との約束を思い出して、自然と顔に笑みが…






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