生徒会長VS幼なじみ
「東條は器用だね」


「何が?」


「ペン、ほらクルクルって…」


私は何度やっても引っ掛かって落ちちゃうし


「あ〜これ?こうすんだよ」


東條は私の右手の指を掴んでやり方を教えてくれた


ちょっと、マズイって


誰もいないし、見てないから良いけど、モテモテの東條に手を出すつもりなんてないんだから


手が震えて出来るハズもなく、東條からは呆れられた


「ごめん…」


「いや…お前、ぶきっちょなんだな」


「うん…」


「でもさ…指、綺麗だな」


「そう?」


私は自分の指を斜め上に向けて眺めた






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