生徒会長VS幼なじみ

｢え？だから…さ…こんなんじゃなくって…｣


｢さっき言ってただろ？キス…したことあるんだろ？｣


口角を少し上げて意地悪な含み笑いをする和真


｢キス…な…い…｣


私は離してくれない和真に素直にそう答えてしまった


やめてくれると信じて…


｢やっぱりな…｣


和真は最初からわかってたんだ


私、弄ばれてたの？悔しい…


｢手、離してよ！じゃないと…｣


私はこの先、何も喋れなくなった


｢じゃないと？何？｣


和真の唇が私の唇に後少しまで迫ってきている


私が口を動かせば確実に唇同士が触れる距離


私のファーストキスが…


好きな人とドキドキしながらしたかったのに