生徒会長VS幼なじみ
私達の目に映ったのは空を紫やピンクに染める夕陽


西の空一面が紫とピンクに染まり、その周りにある白い雲までもが空の色に染められて浮かんでいる


私はしばらく見続けていた


自然の幻想的な美しさの前にいると、どうしても素直になってしまう


「下、降りるか?」


「うん」


私達は土手の斜面を降りていった


「滑るなよ!」


「うん」


やっぱり優しいね。和真は…


和真は土手の半分くらいの場所で座り、寝転んだ


私は和真の隣にちょこんと座った


「なあ愛羅…佑樹との約束、教えてくれよ」


「え?」


「伊原が言ってた…プロポーズされてるとか…マジで?」


「いや…あの…それは…」


まだ覚えてんの?


頭良いから記憶力も良いんだね





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