生徒会長VS幼なじみ
「お母さん!佑樹からの電話待つから、子機持って上がるよ!」


「いいけど…どうかした?」


「何が?」


「何となく、佑樹くんからの電話が楽しみじゃない気がして…」


「そんなの気のせいだよ!」


ついぶっきらぼうな言い方をしてしまう


「そう…ならいいんだけど、喧嘩しそうな顔してるから」


お母さんうるさい!


いちいち私のすることに口出ししないでよ!


もう子供じゃないんだから!


私は子機を手に部屋に戻って、佑樹からの電話をひたすら待った


9時半…9時45分…


少しずつ時間が経つ






< 165 / 527 >

この作品をシェア

pagetop