生徒会長VS幼なじみ
お父さんの転勤について行き、色んな県に住むので、方言は使わないように教育されていたらしい


私のいる県には2年しかいなかったと言っていたかな


佑樹の話し方は私より丁寧で、佑樹の優しさに何度も助けられていた


一緒にいると、私まで優しくなれていた


「愛羅?聞いてる?」


「あ、うん…ごめん…」


「何かあったみたいだね?」


よし!話さなきゃ


私はツバを飲み込んで覚悟を決めた


「佑樹…勉強大変?」


「そうでもないよ?どうして?塾で居残りでもさせられてるとでも思った?(笑)」


「そ、そんなこと思わないよ?佑樹は頭良いもん」






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