生徒会長VS幼なじみ
「後1年だね。愛羅〜浮気とかしてない?」


ドキッ!


「し、してない!してない!」


急いで電話の向こうの佑樹に向かって頭を左右に振った


本当にしてない!


「僕もだよ」


「わかってるよ」


こんな照れる会話を電話でしたのは初めてだった


「佑樹、夏休み、コッチに来て」


「夏休み?」


「うん!夏休みに会いたい」


「わかった。母さんに話してみるよ」


「やったぁ!」


私達の約束がまた増えた


夏休みに佑樹に会えるんだ


今の私は和真のことなんて頭になくて、佑樹の言葉で有頂天になっていた


やっぱり私達、こういう運命なんだよ!






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