生徒会長VS幼なじみ
2つ目の約束は引っ越しの日、公園で遊んで四ツ葉の交換をした時に交わした


「まもってあげられなくなってごめんね。わすれないようにおてがみかくよ」


「だいじょうぶ!わたしもかくよ」


「ぜったいだよ!」


「うん!やくそく!」


まだ小さい私達は自分では何も出来ない


手紙を書いてお母さんに渡せば、郵便屋さんが届けてくれる


これは幼稚園で先生が読んでくれた絵本で思い付いたこと


それ以来、8年も経つのに私達のお手紙交換は途切れたことがない


私達の絆は強いんだ!


私はそう信じていた


お母さん同士が友達だということもあり、まるで幼い頃に決められた、婚約者とでも思えるような二人だった







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