生徒会長VS幼なじみ
私は小さい頃から良くお母さんに本屋や図書館に連れて行ってもらっていた


佑樹も向こうで図書館に行っていると教えてくれた


「僕達って似てるよね」


「そうだね」


二人になると、まるで幼稚園時代に戻ったかと錯覚を起こすような気持ちになる

本屋ではお互い好きなコーナーで本を立ち読み


私はある程度、プラ〜ッとして、佑樹がいそうなコーナーに向かった


「いた!」


佑樹がある本を真剣に見ていた


私に気付いていない


私は佑樹の肩を人差し指でつついた


「ん?」


佑樹が振り向いて私を見る






< 177 / 527 >

この作品をシェア

pagetop