生徒会長VS幼なじみ
下りのエスカレーターに二人で並んで乗った時、少し下がったところで、向かいの上りのエスカレーターに乗っているカップルを見た


腕を組んでラブラブ


いくつくらいだろう…


中学生くらいかな?


と、思っていた時、ボーッとしていた私はエスカレーターの降り口に突っ掛かった


「オワァッ…とと…」


思わず男みたいな声を出してしまって恥ずかしい


こんな私、最悪だよね〜


佑樹はアタフタしてる私の手をパッと握り、スタスタと歩き出した


「危なっかしいなあ〜」


佑樹の一言…


「ごめ…ん…」


私は下を向いたまま佑樹に手を引かれて、コーヒーショップの前まで来た


もちろん手は放される


ちょっと残念…






< 183 / 527 >

この作品をシェア

pagetop