生徒会長VS幼なじみ
「前とか今とか知らないし!」


私は立ってトイレに向かった


これ以上ココにいたら、完全に和真のペースにハマる


「逃げるんだ…」


和真がついて来る


「ち、違うよ!トイレ!ついてこないでよ!」


「俺もトイレだし…」


私は和真を無視して相手にせずにそのままトイレに入った


もう!和真のヤツ…


懲らしめてやりたいけど、残念ながら私には、人を騙す頭はない


もし騙しても相手が和真なら、間違いなく見破られて笑われて、ケチョンケチョンにけなされるのがオチ…


私は仕方なくまた席に戻った


「あれ?」


和真の荷物がない


帰ったのかな?


私は座ってノートを見た


何か書かれている


私は自分の目を疑った


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