生徒会長VS幼なじみ

大ッキライ

私は前を歩く和真のTシャツの腰の辺りを軽く引っ張った


「どうした?」


「うん…さっきなんだけど…変な人…いなかった?」


「変な人?ドコに?」


「ん〜と…和真が戻ってくる少し前…かな…」


「どんな奴?」


私達は話しながら図書館を出た


和真はもちろんチャリ


私はチャリの後ろ


まるで指定席だね


「で?どんな奴?」


チャリをゆっくり漕ぎながら和真が聞いてくる


「わかんない…」


見てないんだもん


「わかんねえの?なんじゃ?」


「いいの…また後で…」


「ああ…」





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