生徒会長VS幼なじみ
「和真…出たい…」


涙目で訴える


「ダメ!映画館の外で1人でいてナンパされたら困るだろ」


「ナンパなんてされないから…」


大丈夫だよ〜ナンパなんてされたことないし、そんな心配しなくても…


「ダメ!心配になって映画どころじゃなくなる。ココにいろ」


相変わらず私の頭は和真の胸にある


ふえぇ〜ん…


もう少しの辛抱…なの?


こんなことならホラーは絶対無理って言っとけば良かった


今更後悔しても遅い…か…


そう思いながら和真の胸にくっつけた私の右の耳は、激しく動く和真の心臓の音を聞いていた





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