生徒会長VS幼なじみ
館内が少しずつ明るくなる


私は急いで和真から離れた


「和真、出ようよ…」


「ああ…」


和真、少し放心状態?


「怖…かった?」


「ああ…怖かった…久しぶりにビビった」


和真でこんな状態なら、私、きっと気絶してるね


和真がやっと歩いてる


「どっかで休む?」


気を利かせたつもりの私


「いや、大丈夫…」


「そう?」


せっかく心配してやってんのに


すると和真は私の肩を抱いてきた


「支えて…」


ちょっと?歩けないの?


私は仕方なく、肩を抱かれた状態で和真と映画館を出て、近くにあるカフェに入った


「和真〜しっかりしてよ〜」




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