生徒会長VS幼なじみ
私は今更、後に引けずに喧嘩をふっかけている感じ


こんなの本当の私じゃないのに、和真を見てると無償に腹が立つ


私はこれ以上この場にいたくなくて、サンダルのまま海に入った


「冷た〜っ!気持ちイイ〜」


和真、誘ってみようかな…


でも…きっと、俺はいいって言うんだろうな…


その時、私の中の小悪魔が顔を出した


「キャアッ…」


わざと足を滑らせて海の中に


バッシャン…


「愛羅!」


和真はスニーカーのまま海に入って私に駆け寄り、濡れるのもお構い無しでびしょ濡れの私を抱え上げた


やっぱり来てくれた




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