生徒会長VS幼なじみ
私は和真をチラッと見た


熱はないみたいだけど、ボーッとしちゃって…


何かあったのかな?


赤い顔した和真が小声で話しかけてきた


「愛羅さ…海、いつ行く?」


「海?」


「泳ぎに行く約束してただろ?」


「あ〜そうだっけ〜」


そういえば海良いねって話したっけ


「そうだっけじゃねえよ」


ふてくされた感じの和真はさっきあげたアメを口に入れた


「ココ、モノ食べちゃダメなんだよ?」


「アメくらいバレないって!」


和真はアメを口の中で転がして、カランと音を鳴らした


「静かに食べてよ」


「わかってるって!それより、海!ちょっと遠出するか〜」





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