生徒会長VS幼なじみ
タイミング良くチャイムが鳴る


私は急いで階段を下りて、あまり長くない廊下を走り、玄関へ向かった


その時、あの占い雑誌を机の上に置きっぱなしにしていたことを、すっかり忘れていた


「いらっしゃい」


玄関のドアを開けた


「ごめんね!いきなりで」


「ううん、いいよ?部屋上がるでしょ?」


私は咲希を部屋に案内した


案内といっても小さな頃から来てたので、案内することもないのだが…


部屋に入って扇風機の首を回す


「ごめんね〜部屋、クーラーついてなくて」


「ううん、私の部屋もクーラーないし」


咲希は部屋の中央に置かれた小さめの赤い丸テーブルに買って来たお菓子や飲み物を乗せて座った





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