生徒会長VS幼なじみ
小さな波でも、足がつかないことで、プチパニックの私は、顔に波がかかるだけで恐怖


く、苦しい…


イヤだ〜死にたくない…


『ふわっ』


私の体が持ち上がる


「こんな波で溺れんなよ」


和真が私を持ち上げている…


いや…抱き上げていた


いわゆるお姫様だっこ


「あ、ありがと…」


この体勢は恥ずかし過ぎるよ〜


「俺の肩に掴まっとけ」


「和真、足ついてんの?」


二人で溺れるなんてイヤだよ?


「当たり前!」


「そ、そうなの?凄いね〜」


和真の背が高くて良かった


少し安心した私


………だが再び恐怖が襲う




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