生徒会長VS幼なじみ
そして、私達の目に、ある建物が見えた


「雨宿りしよう」


「うん…でも…」


「どうした?」


「足…痛い…」


さっき走った時に少し挫いた感じ


「ったく…ホラ…乗れ」


和真が私の前に背中を向けて座った


雨はまだかなりの勢いで降っている


「ごめんなさい…」


私は和真の背中におんぶされた


「よし!行くぞ!」


「大丈夫?重くない?」


「一応、鍛えてますから!」


軽々と私をおんぶした和真


男なんだと感じた瞬間だった




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