生徒会長VS幼なじみ
「あ、いや…お前、背中冷てえから…寒くねえか?」


ほら…弱い和真が優しい和真に変わってる


「大丈夫だよ。ちっとも寒くない…ってか冷たいの気付かなかった」


背中の冷たさより、心の方があったかかったんだよ


「風邪…ひくぞ?…大丈夫か?」


「うん!平気!私、元気だけが唯一の取り柄なんだ!」


「元気だけじゃねえよ…お前の取り柄は…俺が一番良く知ってる」


私は頭の上から降ってくる和真の言葉に、再びキュンとした


「和真?」


「お前さ…まだ俺の彼女のフリ…続けたい?」





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