生徒会長VS幼なじみ
佑樹の手が私の目の前をヒラヒラする


「あ、ごめん…考え事してた」


「今日、何かいつもと違うね?」


やっぱり言わなきゃ!


「ゆ、佑樹…高校なんだけど…」


私はなるべく遠回しに言うことにした


「高校?」


「うん…お母さんから聞いたんだけど、地元の進学校、受けるんでしょ?」


「あ〜母さん、オバチャンに話したんだ…」


「本当はどうなのかなぁ?って」


私はお土産にあるキーホルダーをチャラチャラさせながら、佑樹の返事を待った


「ココじゃ、あれだから、花火の後、話そうよ」






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