生徒会長VS幼なじみ
私は海に足を入れている東條の近くに行った


波の音が近くに聞こえる


「冷たくないの?」


少し大きな声で聞いた


振り向いた東條は、海面の輝きと水しぶきが重なり、何とも言えない程、カッコ良く見えた


「愛羅も入れよ」


「うん…」


また愛羅って…


なんとなく照れる


私は靴と靴下を脱いでゆっくり海に入ってみた


「冷た〜い!でも、気持ちいい」


「だろ?」


「うん」


私はしばらくの間、東條の彼女のフリをすることに決めた






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