生徒会長VS幼なじみ
ベッドの上に向かい合わせに座った体勢の私は、両手を掴まれて身動きが取れない


「ゆ、佑樹?何してるの?」


「おしおき…愛羅…僕との約束、破ったからね」


「でも…お願い…離して…」


助けて!和真!


私は心の中で何度も和真を呼んだ


佑樹は自由に動く右手を私のホッペに当てた


「ひぃぃ…」


怖くて気持ち悪くて鳥肌が立つ


佑樹…ストーカーみたいだよ?


怖くて声が出ない


まるで蛇に睨まれた蛙


「手紙の約束…言ってごらん」


ククッとニヤけながら私の上唇を人差し指でなぞる


私はパクパクしながら声を絞り出した





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