生徒会長VS幼なじみ
―――――――……

私が泣きながら、和真の名前を呼んだ時、佑樹は、捲ったTシャツをサッと戻し、私の両手を開放して私を起こし、ベッドの上に座らせた


何が起こったのか全くわからない


佑樹は泣きじゃくる私を抱き締めた


「愛羅…遅いよ…好きな人の名前言うの…ごめんね…わざと酷いこと…しちゃって…」


「わざ…と…?」


わざとでこんなことするの?


ワケわかんないし!


「試すようなことして…ごめん」


「試した…って…?」


佑樹は私から離れて話し始めた


「なんとなく気付いてた。好きな人がいるか、彼氏がいるかって…で、オバサンが母さんにメールしたのはカマかけただけ…」





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