生徒会長VS幼なじみ
「そうなのか?」


「はい…家庭の事情ですから、あまり誰にも知られたくなくて…校則を知らずに軽率でした。すみませんでした」


丁寧に頭を下げる和真に、私は呆然


「ホラ、愛羅も頭下げなさい」


私の頭を掴んで下げさせる和真


「いや…兄弟なら構わん…」


「先生、コイツ熱があって、朝、薬は飲んだそうですが、教室まで連れて行っても構いませんか?」


「和…っ…」


「では、保健室に案内しよう。君は男子校へ戻りなさい。君も受験だろう?」





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