生徒会長VS幼なじみ
この時の私達はこの場を切り抜けられたことで、安心し、この後の問題に全く気付いていなかった


保健室へ行く途中、先生は私にこう言った


「良いお兄さんだね。頑張りなさい」


「はい…」


先生は私の肩を叩いてさっきのところへ戻っていった


あの先生…和真の話、信じちゃってるんだよね?


ってことは…私、和真と兄妹?


ま、どうせ皆には知られないだろうし


…なんて呑気に考えながら保健室のドアを開けた


あの時…私達が先生に一生懸命言い訳をしていた時、周りにはたくさんの受験生がいて、私達の話を聞いていたことに気付くのは…


受験の為に教室に入った時だった





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