生徒会長VS幼なじみ
私は恥ずかしくなって、急いで、校内に入った


今日は、周りが色々言っても気にしないように頑張るだけ!


お母さんと念願の携帯電話を買いに行くんだもん


試験を受ける教室に入り、机に向かった私に、何となく聞き覚えのある声がかかった


「坂本さん!」


「ハ、ハイ」


顔を上げると、立っていたのは、和真のファンクラブのリーダーだった子


「試験前に気になることがあると集中出来ないから、教えてくれない?」


不機嫌そうな顔で私を睨む


「な、何を?」


ヤバいよ!和真〜


「とぼけないでよね!アンタ本当は和真の何?」





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