生徒会長VS幼なじみ
あの子、試験、集中出来てるのかな〜


私は言いたいこと言ってスッキリしたけど…ちょっと言い過ぎちゃったかも


でも、私にだって、譲れない部分ってのがあるのよ!


特に和真のことに関しては絶対ムリだから!


ライバル心を剥き出しにして私に向かってくるんだもん…


私…和真の隣にいれるのかなぁ


そして試験終了


「終わったぁ〜」


私は両腕を上に上げて大きく伸びをした


隣から小さな声だけど、聞き捨てならない言葉が耳に入る


「ね、急ご!東條くんだっけ?待ち伏せするんでしょ?」


私はわざと気付かないフリをして帰る支度を始めた


待ち伏せ?ヤバイ!急がなきゃ


「待ってよ〜」


何人かの女子達がドタドタと教室から出ていった





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