生徒会長VS幼なじみ
でも、キレた時の和真の言葉


嬉しかったなぁ〜


俺の大事な奴って


呼び捨て、私しか許してないって


「ありがと…」


私は小さく呟いて、チャリを漕ぐ和真にギュッとしがみついた


和真は何も言わずにチャリを進める


私は和真の背中に耳を付けて、トクトクという心臓の音を聞いていた


「真っ直ぐ帰るか?」


和真が少し私の方を見ながら聞いてくる


「うん…」


本当はこのままがイイんだけどね


家の近くにチャリが止まり、私は和真の後ろから下りた


「なんか…俺、皆の前でスゲエこと、言った?」





< 489 / 527 >

この作品をシェア

pagetop