生徒会長VS幼なじみ
チャリが女子達の黄色い声を避けながら、校門の前に着く


「ありがと…メールするね」


「ああ!また後で!きっと大丈夫だよ」


和真が男子校の校門をくぐったのを見届けた後、私はゆっくりと校内へ足を踏み入れた


ココを歩くのが最後になるのか…それとも毎日通うことになるのか


2つに1つ


ドキドキがドクンドクンに変わる


玄関口に大きな木の板で出来た掲示板が設置されていた


「あそこだ…」


騒がしい女子達の声が響く


「キャーあったぁ!」


「私も!」


「ヤッタね!」


あっちこっちから聞こえる合格者の声





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