生徒会長VS幼なじみ

好きだから

私の町は海が近くにあって何かあると海を見に行くのが当たり前のような習慣がある


と言っても私だけかもしれないけど…


無言のまま走るチャリ


海の香りがしてきた


波の音が聞こえ、私の目に海が写る


「着いたぞ」


和真がチャリをこの前の場所に止めた


「下、行くの?」


「ああ、でも海には入らねえし、ちょっと話でもしようか」


和真は階段の一番下の段に座った


私も続けて隣に座る


「風、気持ちいいね」


「そうだな」






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