シンデレラガール~先生との恋~
「呼んできてあげるか?」



柘植先生は優しい。



私を好きだと言ってくれた人。



そして、笹木先生を好きだと知っている人。



柘植先生?私笹木先生と付き合えるようになったんだよ?



でもね、私・・・


今回のバレンタインは渡せそうもないや。



「いいよ。もう帰る。」



すると、柘植先生が淋しそうに



「俺にはないよな・・・。」



と、言ったんだ。



もしかして、まだこんな私を好きでいてくれるの?



でもね・・・今私には、やっぱり和人しかいないんだ。



私はあまりしんみりしないように、元気欲謝った。



「ごめんなさいっ!」



「そうだよな。俺何言ってんだか。


じゃあ気を付けて帰れよ!」



そう言って私の肩をポンポンと叩き、


柘植先生は去って行った。



「私も帰ろう・・・。」



私は1人教室を出た。



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