シンデレラガール~先生との恋~
「どうしたの?」



私から一旦視線を逸らした先生。



「ごめん・・・春、病人なのに・・・。


春・・・?何処にも行かないよな。」



今日の先生少し変だよ?



私は先生を見つめると、



「俺は、もう春を泣かせたりしない。」



と、真剣な目で私を見た。



「本当にどうしたの?」



「答えて・・・?」



えっ・・・?



「私は・・・何処にも行かないよ?」



すると先生は、何も言わずに私をギュッと抱きしめたのだった。




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