シンデレラガール~先生との恋~
「お前は、何がしたいの?」



「何も無い。」



「1つ位はあるだろう?」



1つはある・・・。



さっきも思ったもの。



でも、それは現実的ではない夢。



「そろ・・の・せん・・い。」



「えっ?」



「そろばんの先生!」



「お前・・・そろばんの先生になりたいのか?」



「うん・・・。


最近後輩に教えていて楽しいの。」



「そっか。」



先生はニコニコしている。



「でも、そろばんの先生なんてなるのは難しいし。」



「俺に任せろ。」



そう言って先生は嬉しそうに帰っていった。



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